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項関連)
[A]商業用ではなく、個人用のものをいう。大きさ、航行区域に制限はない。定義は規則には明確に記載されていない。所有者が貸与することは禁じられている。消火器、救命設備は必要であるが、これらに対する(単品)検査はない。自分で作り、乗る船の検査もここがする。
この部門はコーストガードが移ったもの。コーストガードはなくなり、運輸省の航空部門(Air)、海洋部門(Marine)、陸上部門(Surface)へと分散された。運輸省以外に移った唯一の部門が漁業海洋省のプレジャーボートの部署である。どうなっているのか、どうなるのか、実は我々にも分からなくなっている。
8. 型式承認はメーカーに対してするものか、外国メーカーにもするか、工場立入はあるか、型式承認品の検定はどの程度の検査か。
[A]製造者のみに対して承認する。外国メーカーも受けられる、救命ボート等の安全については外国に職員を送る。国際的に決められた規則で動いているが、寒い所は国際規格以上が要求されることがあり、立ち会う。レーダーなどの航海計器はカナダでは製造されていない。他国機関の証明を受け入れている。船級協会に検査を依託してやらせることもしている。結果的にキチンとした規定はない。船種によっても変る。航海灯の型式承認の通知があるので見て欲しい。(参考資料3−2−3)

 

9. その他ISOの活用等、検査の合理化策は。
[A]検査の手段として、ISO 9000シリーズの取得工場には認証とか、トレーニングに対して煮詰めて行こうどの動きはある、船舶関連のみでなく、他産業にも浸透している。ただ、現在活用してはいない。イマージョンスーツ、航海計器、ジャケット等に関して質問”5”項の回答を適用しようとしている。

 

10. NRTLとは固有名詞が、何かの総称か。承認横関の名称を教えて欲しい。
[A]承認した試験機関という意味で、ULもその1つである。
他に関係法人として”Canadian Maritime Association”があるが、認証や規格にはタッチしていない。”Ship Owners Association”(Tel:232−3539)もある。

 

その他回答”7”にある”National and international standards”の具体的な名称、ライフラフト整備工場の認証等について質問を用意していたが、10.までで時間切れとなった。
また、会合当初に当協会について質問があり、NKを通じて事前に提出してあったパンフレットの説明では理解出来ないようであったが、膨脹式救命いかだの整備技術講習をし、技量証明書を出すこと、型式承認の試験をする試験研究所を有することを伝えると、本件のような調査をしていることに納得したようであった。

 

 

 

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